5.18.2020

第7話

2000年 7月
モリカワがLAから帰ってきた。
オレは英語勉強の真っ只中だったからしっかり教わろうと思ったいた。

ある晩、モリカワの実家の自室でマンツーマンで教えてもらっていた。
そこに、何処で手に入れたか知らないがケンタがジョイント持って遊びにやってきた。
おいおいそんな事したくねーよと思ったがモリカワは全然ノリ気だった。
で結局その場の流れでそれを回した。



ノリ気ではないオレの気持ちとは裏腹にぶっ飛んでいた。
英語の勉強をしなければと思っていたがもう元に戻れるわけがなかった。モリカワはテキストを開いて、I’m homeとはどうゆう意味でしょうと言ってきた。こんなどうしようもない質問からしてもう英語の勉強はどうでもよかったんだろう。そして「アイムホぉ〜む、アイムホぉ〜〜む」と鼻の下を伸ばしながら変な言い方を楽しんでいた。そこにワンピースを読んでいたケンタが横から「モーム!モーム‼︎」と割って入った。モリカワは少し考えて「そうだねぇ」と言った。それを見てオレは1人で爆笑した。モリカワが慌てて「シーっ!お母さんに怒られちゃうよっ!」ってもっと怒られるような事してるだろって。
会話なんてまともに成り立たず夜は更けていった。




この物語はフィクションです。登場する人物等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

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